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ホームページを使った採用で勘違いしがちな5つのこと

コーダーの下天广です(^ ^)
少子高齢化が進むにつれて、企業サイドも人材確保がしにくくなっている今日この頃。
企業の将来を考え、様々な方法を用いて採用活動をしていることでしょう。
その最小活動の一環として使われているのが、自社のホームページ・他社の採用サイトを使った、採用の推進があります。
最近ではこのようなものは、どの企業でも当たり前のように持っており、それは山形県内の企業様でも同じことが言えます。
最近では人材難を理由に、ホームページを集客や売り上げに重きを置くのではなく、採用活動に焦点を当てたいという企業様が増えて着ております。
特に地方都市でその傾向が強く、山形県内の企業様からも多くのお問い合わせを受けております。
当然のことですが、ホームページは作って終わりではありません。
そこからマーケティングを行い、新卒や中途はどのような情報を求めているのか、どのような職場を求めているのかを研究し、それを発信していかなくては、魅力あるホームページ、最終的には魅力ある企業として見せることができません。
そこで今回この記事では、「ホームページを使った採用で勘違いしがちな5つのこと」を解説していきます。
ホームページを使った採用活動をするときは、まずこの5つの点を注意して進めていきましょう。
勘違いポイント①採用ページから爆発的に問い合わせは無い
自社のホームページが見られるのは、どのような経路が一番多いでしょうか?
中小企業の場合は、ほとんどが検索エンジンからキーワードを検索して、それに引っかかった際に、ホームページを訪問することがほとんどでしょう。
採用ページを制作した企業様のほとんどは、この検索エンジンから検索をされて、それを採用に結びつけようと考えているはずです。
どうせなら、リクルート系の仲介業者を挟まないで(マージンをかなり取られるため)採用をすることで、企業にとっても利益になります。
しかし、その考えはちょっと待っていただきたい!
ホームページの採用ページで念頭において欲しいのは、いわゆる大企業のみが検索エンジンからの訪問で、多くの採用希望者を募集することができます。
このような企業であれば、採用ページからのアクセスが多く見込めるので、魅力あるホームページを作っておけば、勝手に採用者は集まっていきます。
何故ならば、大企業であれば全国的な知名度があるため、採用対象は全国の求職者になるからです。
一方中小企業の場合は、地元では有名な企業であるかもしれませんが、一度他エリア、他県、他の地方になったならば、とてもではありませんが大企業には勝てませんし、知名度もありません。
つまり、どのような素晴らしい採用のページを制作できたとしても、そのページを見てもらわなければ、採用には繋がりませんし、見てもらってもその全員が採用をするとも限りません。
例えば、「〇〇 採用」と検索エンジンに掛け合わせて、そこから採用のエントリーがあるのは、どれくらいなのでしょうか?
大企業レベルであれば、この検索で1位をとっているのであれば、月に数十件、もしくは数百件とあるでしょうが、中小企業であれば月に1件か2件がいいところです。
もしかしたら、年に1件や2件の可能性も十分考えられるのです。
もちろんこれは、検索されるボリュームによっても前後はしますが、中小企業は概ね検索エンジンからダイレクトで採用を考えている人を、取り込むのが大企業に比べてかなり厳しいと言って間違いありません。
では、ホームページに採用ページを作るのは意味がないのか?
決してそんなことはありません。
ここでは、まず考え方として「採用ページを作ったからと言って、そこから爆発的に採用が来るとは限らない」という事だけご理解いただければ結構です。
次の項目からは、採用ページの本当の意味での効率的な使い方についてお話をします。
勘違いポイント②採用ページの真なる使い方(中小企業の場合)
まず中小企業の方が、採用ページで目標しなければいけないのは、そこからは採用希望者を呼び込むことではありません。
採用ページが必要とされる最大の目的は、リクルート系のイベントやメディアを使った採用力をさらに高める点にあります。
この記事をご覧になっている中小企業の方の中には、リクルート系のホームページ等で採用募集をかけたことがある企業様も少なくないはずです。
非常に便利に感じる反面、不便に感じたこともあることでしょう。
不便に感じた内容の一つに、もうちょっと詳細に情報や写真等を掲載できればいいのに、このように思っている人も多いはず。
リクルート系に掲載をするときは、どの企業も一律に同じようなフォーマットにしか情報を入力できず、採用ページを見てくれた人に、中小企業の魅力を十二分に伝えるには、少々枠が狭いのです。
そこで行わないといけないのは、自社で構える採用ホームページに、リクルートページから誘導することです。(一部のリクルート系では誘導を禁じている所もあるので事前調査を)
リクルート系に採用募集を載せるよりも、より詳しい内容を自社の採用ページに載せておくことで、誘導した時に採用確約率が高まることが期待できます。
それ以外にも、エントリーしてくれる求人者の質も向上します。
事前に採用ページを見てくれるおかげで、企業と働き手の間に溝が生まれにくく(採用ページに嘘を含めると溝が多くなる)、応募する方も志望動機や面接対応がしやすくなり、気軽にエントリーできるようになります。
それ以外にも、リクルート系のホームページ上だけではなく、イベント関係でも自社の採用ページは強みを持てます。
リクルート系のイベントでは、自社でブースを持てたり、合同の説明会等を開催することができます。
しかし、これらには大抵時間制限が設けられます。
その時に、最重要な情報だけイベントで話して、その話を聞いて興味を持った人には、自社の採用ページに誘導するような手段も取ることができます。
イベントで自社の魅力づけをしなければいけませんが、魅力を感じて自社の採用ページに来てくれた人は、意識の高い人たちなので採用に結びつきやすくなります。
最近の日本情勢では、求人倍率は高くなく求人活動をしている人の内定率は高まっております。
つまり、自社が内定通知を出したとしても、その人は複数の内定をもらっている可能性があります。
中小企業としては、内定を出したからと言っても、土壇場で内定を蹴られる可能性も十分考慮しなくてはなりません。
そうならないために、内定者とは綿密に連絡を取り合ったり、企業の見学や面談等の魅力づけも行なっていき、最終的に自社を選んでくれるように動く必要があります。
内定をもらった求人者は、他の企業の採用ページと比べて、より自分に向いている企業を篩に掛けることもあるので、土壇場で内定を蹴られないためにも、採用ページはしっかりと完備しておく必要があります。
勘違いポイント③採用ページは放置するものではない
先ほどの項目から見えてくるのは、自社の採用ページはそれ単体では機能があまりせず、他の媒体やイベントを通じて真価を発揮すると言って過言ではありません。
「自社のホームページを作りました!採用ページも作りました!」
これだけでは、いくらたっても求人者は来ません。
採用を獲得するのは、通常のマーケティングと変わりありません。
どのようにお客様と接触するのか(求人者)?
お客様を満足できる採用ページになっているのか?
しっかりと、採用に至るまでの役割を明確にしなければ、何となく作っただけの採用ページでは機能しません。
採用ページを抱えているホームページ全体に多いのが、デザインや見てくれだけを気にして、一部の人たちだけでページを作りあげてしまっているのです。
採用ページの目的は、自社にとって魅力のある人材を集めることに他なりません。
つまり、自社の理念や考え方に共感できる人たちを呼び込まなくてはならないのです。
それを伝えには、確かにデザインや見てくれは大事になりますが、それ以上に大事なのは、その情報がしっかりと伝わるようなコンテンツになります。
これを重視しなければ、いくらデザイン性に富んだ採用ページだからと言って、自社にとって魅力溢れる人材を確保することができません。
それと採用ページを一部の人の判断で決めてしまうのも問題です。
デザイン性に富んだものであれば、「おしゃれ」「かっこいい」と言ったことから、担当者がそれで採用ページ作りを進めてしまいますが、それ以外の社員の声が反映されません。
特に入社したばかりの社員は、一番就職活動を行なっている人に考え方が違いので、本当に魅力あるページに仕上がっているのか、判断を貰うのが効果的です。
それをしないで採用ページを制作してしまうと、十二分に自社の魅力を伝えきれなくなります。
そしてここが一番重要なのですが、本当に採用へ力を入れるのであれば、採用ページへのデータ解析を行わなければなりません。
少なくとも、年度ごとに採用ページへのアクセス数であったり、コンバージョン率の変化は把握しなければ、次年度の採用に活かすことはできません。
これは商品開発でも同じですが、既存の商品をさらによりよくするために、売り上げやお客様の声を反映し、次の商品へ改良を加えていきますよね?
採用ページも同じことをしなくては、さらなる採用率の向上に至りません。
いかに、このページは素晴らしい採用ページだ、このリクルートのページやイベントのおかげで、採用が増えたと言っても、それをいざデータ解析した時、本当に採用ページ等のおかげなのでしょうか?
本当かどうかは、データ解析での数値を見れば一目瞭然です。
大抵のホームページ制作会社では、ホームページを作ったら終わり、採用ページを作ったら終わりです。
しかし、弊社フィブスラボでは、このような採用ページの作成や解析、通常のホームページの制作や解析も行なっておりますので、お悩みの場合はお気軽にお問い合わせください。
勘違いポイント④度が過ぎるデザイン
通常であれば、就職活動は何回も行うものではありませんよね。
働かなくては生活ができないので、就職活動をしている人はまさに真剣そのものです。
そのような真剣な就活者に対して、採用ページが無駄にアニメーションが多かったり、かっこつけの写真を多く設置、求職者が求めている情報を全然載せていなかったり等、このようなことをしているホームページが多々あります。
厳しい言い方になりますが、就活者からしたらたまにふざけているのかな?と思われるのです。
先ほど少し触れましたが、就活者は採用ページに過度なデザイン性は求めておりません。
企業の魅力、理念、勤務実態等の情報を求めているのです。
もちろん、デザイン性を重視するようなデザイン系の企業ならそれでも問題ないでしょうが、そうでない中小企業であればオススメはしません。
デザイン性を重視するということは、それだけ予算も食ってしまうので、就活者に受けが悪いのであればお金の無駄使いにしかならないのです。
就活者が一番求めているのは、企業の実態であったり、そこで働く社員の生の声なのです。
なので、2ちゃんねる(現在では5ちゃんねる)や爆サイ等で企業のスレッドを確認したりして、就活の判断材料にしている就活者が多くなっております。
給与・待遇・やりがいがあるか、そしてブラック企業ではないか、こう言った入社しなければわからない情報を望んでいるのです。
もちろん公に出せる情報には限りがあるので、これら全ての情報を開示できる企業は少ないと思います。
しかし、出せる範囲で包み隠さず情報を開示すれば、嘘偽りのないことを話してくれる企業と思われ、求人に繋がります。
あくまで採用ページに求められるのは、就活者が望んでいる情報をどれだけ網羅できているかです。
決してデザイン性やかっこいい写真、ありきたりなメッセージを望んでいるわけではないので、力を入れる部分を間違えないでください。
勘違いポイント⑤建前だけの話にならない
先ほど就活者の求める情報は、なるべく開示できるようにすると話をしました。
ですがこの線引きはなかなか難しく、あまり開示しすぎると内容によっては、不安を煽ってしまう結果に繋がります。
これは何も企業サイドだけではなく、就活者も情報開示を限定しております。
企業サイドに良い印象を与えたがため、本音を隠して企業サイドが喜びそうな受けごたえをすることです。
これは就活を経験したことがある人なら、誰でも経験があることですよね。
本音を隠して就職をしたが、企業と入社した後の気持ちとのギャップに、数年経たずに会社を辞めてしまう人を多く見てきました。
これは入社時は、就活者も企業側もwin-winの様に見えますが、最終的にはどちらにもデメリットしか残りません。
そのため、企業サイドは就活者の本音を引き出させる、そして企業の本音を伝える工夫が必要になります。
就活者と企業サイドが本音で話し合える環境を作るためにも、まずは企業サイドが採用ページで書かれている内容を、見ただけでもわかる様に、わかりやく記載しなければなりません。
例えば企業理念であれば、薄く理念を解説するのではなく、「いつ、どの様に、なぜ、その結果」等の深掘りした情報を入れることで、そこに行き着くまでの歴史を知れ、より一層理解してくれる人を増やすことができます。
繰り返しになりますが、企業にとって採用ページは自己満足ではなく、就活者が満足できる情報をどれくらい網羅できているかが重要です。
それはページだけではなく、就職活動に関わるあらゆる行動にも言えることなので、その根本だけは揺るがない様にしてください。
まとめ
今回は、ホームページを使った採用について見ていきましが、これから採用を進める、もしくは進めている人は、話した内容は注意してください。
それでは本日の話をまとめます。
勘違いポイント①採用ページから爆発的に問い合わせは無い
勘違いポイント②採用ページの真なる使い方(中小企業の場合)
勘違いポイント③採用ページは放置するものではない
勘違いポイント④度が過ぎるデザイン
勘違いポイント⑤建前だけの話にならない
採用ページだけでは爆発的に就活者を集めることができず、それ以外のリクルート系のページやイベントを絡めると、効果は上がります。
そして、採用ページは放置するのではなく、データ解析を行い足りないものを常にアップデートしていきましょう。
採用ページに求められる内容は、あくまで就活者が望んでいる物をいかに多く載せられるかです。
嘘やぼかした言い回しでは、就活者に見抜かれ見向きもされませんし、仮にそれで入社したとしても、すぐに辞められてしまいます。
これからさらに働き手が減る一方で、企業間での働き手の争奪戦は激しさを増します。
人手が不足しているのを気づいてから、採用に動くのでは遅すぎます。
今からでも、採用について考えて見てはいかがでしようか?
このようなことでお悩みの場合は、是非弊社フィブスラボまでお問い合わせください。
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